佐々木皮膚科
佐々木皮膚科佐々木皮膚科

アトピー性皮膚炎治療薬 デュピクセント®

  • HOME > 
  • アトピー性皮膚炎治療薬 デュピクセント®

デュピクセント®が14歳以下-小児適応へ

令和5年 9月25日 発表

アトピー性皮膚炎の治療薬、デュピクセント®が14歳以下(6 ヵ月以上)の小児に適応になる嬉しいニュースが発表になりました。(令和5年 9月25日)

中等症から重症のアトピー性皮膚炎では、ステロイド外用剤などの適切な治療を一定期間実施しても十分な効果が得られず、高頻度かつ長期間の再発が認められる場合があります。

生後6カ月以上の乳幼児期や思春期をはじめとする アトピー性皮膚炎の子供たちやそのご家族は、疾患に対する悩みを抱えているケースも多く通常の治療が効きにくい場合もございます。

難治性アトピー性皮膚炎デュピクセント治療は佐々木皮膚科へ

当院は院長がアトピー性皮膚炎が専門分野であることから、2019年から15歳以上の難治性アトピー性皮膚炎デュピクセント治療が経験症例豊富な医療施設です。

そして今回、このお薬が9月25日より生後6ヶ月の赤ちゃんから14歳以下の子供達にも使えるよう小児適応になりました。

(アメリカでは日本に先立ちすでに生後6ヶ月の赤ちゃんから大人まで治りにくいアトピーの子供たちに使われています。なおデュピクセント®は既に、既存治療で効果不十分な15歳以上のアトピー性皮膚炎に対する治療薬として当院でたくさんの方が安全に治療されております)。

通常の治療で難治性のアトピー性皮膚炎は当院にご相談ください。

今までの治療で十分な効果が得られなかった中等症以上のアトピー性皮膚炎の患者さんに対して、高い改善効果と安全性を示しており、これまでにない優れたアトピー性皮膚炎治療薬であると考えられます。

デュピクセント®の投与を希望される方

「自分の皮膚症状(もしくはお子さんの皮膚症状)に、デュピクセント®は適応できるのか」という内容について、盛岡市内はもちろん、岩手県内、東北全域にわたって当院へご相談があります。

患者さん、そして親御さんのお気持ちとしては、「デュピクセント®が投与できるのであれば通院したい」という思いがあると思います。

しかし、デュピクセント投与可否の判定は、全身の皮膚症状をみてからの判断となります。そのため、一度、当院へご来院いただく必要があります。

ただし、遠方にお住まいの場合など、なかなかご来院いただけないご事情がある方は、一度、当院へお電話ください。

他の医療機関ですでに導入済みの方

他の医療機関でデュピクセント®を使用中の方も、もちろん当院で治療の継続は可能です。

すでに自己注射をされている方であれば、初診の段階でデュピクセント®の処方をさせていただくこともできます。

アトピー性皮膚炎治療薬 デュピクセント®とは

デュピクセント®は、アトピー性皮膚炎の皮疹やかゆみの原因をブロックする効果のある注射薬です。

通常の標準的治療により効果が得られないアトピー性皮膚炎に世界的に使われており、また注射の効果により皮膚がなめらかになる効果も認められております。

デュピクセント®の適応患者さんについて

    • アトピー性皮膚炎の方
      ※ ステロイド外用薬・プロトピック軟膏などの、抗炎症外用薬を一定期間投与しても十分な効果が得られない方
    • これまで15歳以上の制限がありましたが、14歳以下(6ヶ月以上)のお子さんも新たに対象となりました。
  • ※ デュピクセント®を投与開始後も、原則として外用薬は継続します。
    ※ デュピクセント®は皮膚科を標榜するクリニックや病院で、必ず取り扱っているとは限りません。使用を希望する場合は、受診される医療機関に一度、お問い合わせすることをお勧めいたします。
  • デュピクセント®の効果

デュピクセント® 治療のながれ

本薬剤が適応の方は、まずお電話にてご来院の予約をお願いします。

※ 本治療は冷蔵した薬剤を45分以上かけて常温に戻す必要があるため、お手数ですが必ず予約が必要です。

15歳以上の投与例

投与開始日は1回目のみ、2本を皮下注射します。

その後、2回目からは「2週間に1回、1本」を皮下注射していきます。

さらに継続して治療を行う場合は、ご希望により当院へのご来院または、ご自宅での自己注射をご選択可能です。

※ 佐々木皮膚科では、自己注射の方には1回につき最長3か月分(6本)の処方が可能です。
※ 14歳未満は体重により投与スケジュールが異なります。

自己注射について

デュピクセント(デュピルマブ)は、自己注射が認められている薬剤です。当院にて医師により直接指導を受けた患者さんは、基本的にご自身での注射が可能となります。

自己注射のメリット
      • 通院にともなう時間的な制約や負担を軽減できること
      • 高額療養費制度で、自己負担額を減額できる(※ 所得制限あり)

    佐々木皮膚科では、皮膚科専門医が患者さんとご相談しながら治療方針を決定していきます。

    自己注射にするか、院内注射にするかのご要望をお伺いいたしますので、不明点等ありましたらお気軽にご相談ください。

    デュピクセント®の副作用について

    デュピクセント®は基本的に副作用が少なく安全にお使いいただける薬剤です。これまでも重篤な副作用が報告されたケースは、ほぼありません。

    一方で、比較的多くの方にみられる副作用として、結膜炎があげられます。必要に応じて眼科の受診をご案内しております。

    その他、患者さんの体質によっては、顔の赤みが出ることがあります。不安な点は遠慮なくお尋ねください。

    デュピクセント®の治療を受ける場合の薬剤費の目安

    1本あたりの薬剤費
        • ペン:58,775円
        • シンリジ:58,593円
      • 上記の金額となります。
      • また、保険が適応となるため、患者さんの自己負担額は異なります。
      • 3割負担の方
    ペンの場合
    初回(2本) 35,265円
    2回目以降(1本) 17,633円
    シンリジの場合
    初回(2本) 35,156円
    2回目以降(1本) 17,578円
      • 2割負担の方
    ペンの場合
    初回(2本) 23,510円
    2回目以降(1本) 11,755円
    シンリジの場合
    初回(2本) 23,437円
    2回目以降(1本) 11,719円
      • 1割負担の方
    ペンの場合
    初回(2本) 11,755円
    2回目以降(1本) 5,878円
    シンリジの場合
    初回(2本) 11,719円
    2回目以降(1本) 5,859円

    18歳以下の学生は市町村により医療費助成があり無料になります。

    一番上に戻る
    美容メニュー医療脱毛
    Instagram